朝起きて、台所で水を飲もうと、冷蔵庫からペットボトルを取り出した時のこと。 キャップを回したけれど、開かない。
え?と思って、もう一度。 やっぱり、開かない。
両手でぎゅっと力を入れて、ようやく「カチッ」と音がした。
その瞬間、ふと気づきました。 「あれ、これって……」
50代に入ってしばらく、更年期の不調といろいろつき合ってきました。 眠れない夜、ホットフラッシュ、いろいろあった中で、最後にじわじわとやってきたのが—— 指のこわばりと、関節の違和感でした。
この記事では、
- 50代に入って関節の違和感を感じ始めた方
- 更年期との関係がよくわからずモヤモヤしている方
- 病院に行くべきか迷っている方
に向けて、私自身がいま体験している関節痛のリアルを、率直に書いていきます。
私もまだ「これでいい」という答えにはたどり着けていません。 だからこそ、同じ立場のあなたと、並走する気持ちで書きました。
朝、ペットボトルの蓋が開かなかった日
ペットボトルが開かなかったのは、本当にショックでした。
それまで、自分の手には何の問題もないと思っていたんです。 50代に入ってから、ホットフラッシュや不眠は実感していたけれど、「手」はまったくの想定外。
冷たいペットボトルを冷蔵庫から取り出して、当たり前にキャップを回す。 その「当たり前」が崩れた朝。
「力が入らないのか、関節が回りにくいのか」 自分でもよくわからなかった。
ただ、両手で力を込めてやっと開いたときに、 「あ、なんか、いつもと違う」 と、はっきり感じたのを覚えています。
「なんでもない朝」の中の、ささやかな違和感
50代になってから、こういう 「いつもの動きができなくなる小さな瞬間」 が、地味に増えてきていました。
- ジャムの瓶のフタが、なかなか開かない
- 洗濯バサミがうまくつまめない
- 朝、握りこぶしを作るとぎこちない感じがする
ひとつひとつは、本当に小さなこと。 でも、それが毎日のように繰り返されると、「あ、これって私だけじゃないかもしれない」と思うようになります。
「これって更年期?」気づくのに、時間がかかった理由
正直に言うと、「これは更年期の症状だ」と気づくまで、半年以上かかりました。
理由はふたつ。
① 朝の指のこわばり=むくみだと思っていた
最初に違和感を感じたのは、朝起きたときの 指のこわばり。
でも私、もともと むくみやすい体質 で、朝の指はパンパンになることが多かったんです。
だから、「ああ、また昨日の塩分摂りすぎたかな」とか、「水分の摂り方が悪かったかな」と、むくみのせいにしてしまっていました。
「更年期と関節痛が関係する」という発想自体が、当時の私にはなかったんです。
② 他の場所も痛み出して、ようやく気づいた
決定打になったのは、他の関節にも違和感が広がってきたこと。
手だけでなく、膝、肩、股関節——少しずつ「あれ?」と思う場所が増えていったとき、
「これ、もしかして、ぜんぶつながってるんじゃないかな」
と、ようやく気づきました。
ネットで調べてみたら、「更年期 関節痛」というキーワードがちゃんとあって、同じような症状の話がたくさん出てきた。 あのときの「ああ、私だけじゃなかったんだ」という安心感は、いまでも覚えています。
そもそも、更年期と関節痛って関係あるの?
ここで、私が調べた範囲で、更年期と関節痛のつながり を簡単にまとめておきます。 (細かい仕組みは専門家ではないので「らしい」レベルでの紹介です)
エストロゲンが減ると、関節がこわばりやすくなる
更年期に入ると、女性ホルモンの一つ エストロゲン が大きく減っていきます。
このエストロゲン、実は関節の健康にも関わっている ホルモンなんだそうです。
具体的には、
- 関節の軟骨を守る働き
- 関節の 炎症を抑える 働き
- 関節周りの腱や筋肉のしなやかさを保つ働き
これらに関わっているとのこと。 だからエストロゲンが減ると、関節がこわばったり、痛みが出たりしやすくなる——というのが、ざっくりした仕組みのようです。
50代女性の「あるある症状」だった
調べてみると、50代女性で関節の違和感を感じている人は 本当に多い らしいことがわかりました。
特に多いのが、
- 朝の指のこわばり
- 膝の痛み・違和感
- 肩の動きにくさ
- 股関節の痛み
私の場合は、朝の指のこわばり から始まって、いま一番違和感があるのは 股関節。 教科書通りの順番、と言えるかもしれません。
「これ、私だけじゃないんだ」と知ったとき、ちょっと気持ちが軽くなりました。
手から股関節へ——少しずつ広がっていった違和感
最初は手だけだった違和感。 でも気づくと、少しずつ別の場所にも広がっていました。
友人とランチで「膝に油を差したい」と笑った日
これは、つい先日のこと。
友人とランチをして、おしゃべりが楽しくて、気づくと2時間以上座りっぱなしでした。
そろそろ帰ろうかと立ち上がったとき—— 膝が、ギシギシ。
「うっ……」と一瞬たじろいで、思わず友人に言いました。
「膝に油を差したいわ。ほんと」
そしたら友人が大笑いしながら、 「私もそれ、わかる!古い扉みたいな音するよね」と。
50代女子会あるあるなのか、その日は膝の油の話で盛り上がりました。
笑い飛ばせる関係って、ありがたいなと思います。
いま一番違和感があるのは、股関節
最近、いちばん気になるのは 股関節 です。
- 長く座ったあとに立ち上がる時
- 歩き始めの数歩
- 夜、寝返りを打つ時
「重い」「鈍い」「すんなり動かない」——そんな感じ。
激痛があるわけではないので、日常生活はできています。 でも、「前はこうじゃなかったよね」という違和感が、ずっと付きまとっている感じ。
これがおそらく、ジワジワ系の更年期関節痛 なんだと思います。
ホットフラッシュみたいに「うわっ」と来る派手さはないけれど、地味に毎日続く。 ある意味、こっちの方がしんどいかもしれない、と感じています。
病院には行っていない、私なりの選択
「更年期 関節痛」と検索すると、「病院に行きましょう」 という記事もたくさん出てきます。 でも私、今のところ病院には行っていません。
周りに聞いてみた結果
50代の友人たちに「整形外科行った?」と聞いてみたところ、行った人が何人か。
返ってきた答えは、ほぼ同じでした。
- 「湿布もらった」
- 「痛み止めをもらった」
- 「あとはストレッチしてね、と言われた」
「それなら、自分でできることをやってみようかな」
そう思って、私はまだ受診していません。
受診を考えるタイミング
もちろん、「ずっと行かない」と決めているわけではありません。
私が「これは病院かも」と思う目安は、
- 関節がずっと 赤く腫れて熱を持っている
- 痛みで 眠れない・歩けない レベルになる
- 朝のこわばりが 1時間以上続く
- 左右で明らかに違う 痛み方をする
このあたりかな、と自分の中で線を引いています。 (※あくまで私の判断基準なので、不安があれば早めの受診をおすすめします)
更年期外来や婦人科で相談するという選択肢もあるそうで、もし状況が変わったら、まず婦人科に相談してみようと思っています。
いま私が続けている3つのこと
「自分でできることをやってみよう」と決めた私が、いま続けているのは シンプルな3つ です。
① プラセンタサプリ
これは、更年期世代の方によくおすすめされる サプリ。 ホルモンバランスや美容、関節の不調に良いと言われていて、私も試してみました。
劇的に変わったわけではないけれど、「なんとなく調子がいい日が増えたかな」 という感じ。 これは続けてみないとわからない部分があるので、しばらく様子を見ようと思っています。
サプリは即効性を求めると裏切られるので、「ゆっくり様子を見る」つもりで 始めるのが、私には合っています。
② ストレッチ
朝と夜、それぞれ 5〜10分くらい。
特に意識しているのは、
- 手指をぐーぱーと動かす
- 肩をぐるぐる回す
- 股関節を開いたり閉じたり
- 太ももの裏を伸ばす
「動かすこと」自体が、関節に油を差すような感覚。 完璧にやらなくてもいいので、毎日少しでも動かす。これがいまの私のリズムです。
「あ、今日サボった」という日があっても、翌日また始めればいい。 そのくらいの気持ちでやっています。
③ ラジオ体操
朝、テレビでラジオ体操をやっている時間に合わせて、たった3分 だけ体を動かす。
これがけっこう効きます。
ラジオ体操って、全身まんべんなく動かす設計 になっているから、関節にも筋肉にも、いい感じに刺激が入る。
「ストレッチをちゃんとやる時間がない日」も、ラジオ体操だけは続けるようにしています。
子どもの頃から知っているあの音楽が流れると、不思議と体が動いてくれるんですよね。
もう一つの悩み——更年期と体重と関節の三角関係
ここで、正直に書いておきたいことがあります。
私、ダイエットも頑張っているんです。
体重が落ちると、関節への負担も減るらしい
関節痛のことを調べていくうちに、こんな話に出会いました。
体重が増えると、その分だけ関節への負担も増える。
特に膝や股関節は、体重1kgで約3〜5倍の負荷 がかかると言われている。
これを読んで、「ダイエット、しなきゃ」と思ったんです。
でも、なかなか減らない
ところが、ここで更年期のもう一つの壁。
更年期に入ってから、体重が本当に落ちにくくなった気がします。
食事を気をつけて、軽く運動もしている。 でも、ぜんぜん減らない。
正直、「えっ、こんなに減らないことある?」 とびっくりしています。
若い頃なら、ちょっと食事を減らせばすぐ落ちたのに。 いまは、何をしてもピクリとも動かない週もあって、心が折れそうになります。
ダイエットと一緒に始めた「プロテイン」
実はダイエットと並行して、プロテイン も始めました。
きっかけは、「その日によって食事の手を抜くことが多くなった」 こと。 ひとり暮らしだと、「今日は作る気力ないなあ」 という日が増えてきて、そんな日に 気軽に栄養を取れるもの として頼っています。
調べたら、たんぱく質をきちんと摂ることは 筋肉量の維持 にもつながるそうで、結果的に 関節をサポートする 意味でも理にかなっているらしい。
「手抜きの罪悪感」が「ちゃんと栄養取れた安心」に変わって、続けやすくなった のが私には合っています。
このあたりは、また別の記事でも詳しく書きたいテーマです。
焦らず、長期戦で
調べたら、これも更年期にはあるあるの話だそうで、
- 基礎代謝の低下
- ホルモンバランスの変化
- 筋肉量の減少
など、いくつかの理由が重なる とのこと。
つまり、若い頃と同じやり方ではうまくいかない。
「焦らず、長期戦で、続けやすい方法で」 これがいまの私の合言葉です。
同じように悩んでいる方、いたら、お互いゆっくりいきましょうね。
おわりに——「ギシギシ」も「ショック」も、私の50代の一部
朝、ペットボトルが開かなかったあの日のショックは、いまでも覚えています。 膝に油を差したいと笑った友人とのランチも、ずっと忘れない。
更年期の関節痛は、派手さはないけれど、毎日地味に続く 不調。 完全に消えることはないかもしれないけれど、向き合い方を見つけることはできる。
これは、いま私が思っていることです。
これからも、
- ストレッチとラジオ体操を続ける
- プラセンタサプリは様子を見ながら
- ダイエットも、焦らず長期戦で
- 病院は、必要だと感じたタイミングで
このペースで、自分の体とつき合っていきます。
「ギシギシ」も「ショック」も、ぜんぶひっくるめて、いまの私の50代。 少し笑いながら、向き合っていけたらいいな と思っています。
もし、同じように関節の違和感を感じ始めた方がいたら、 「ひとりじゃないですよ」 と伝えたい。 50代女子会では、みんなで「ギシギシ」と笑い合っていますから。
次回も、おひとりさまの暮らしや更年期に関わるテーマで書いていきます。 よかったらまた、読みに来てくださいね。

