50代おひとりさまの、ゆるい自分メンテナンス事情|続かなくても、ちょっとずつ

おひとりさま

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「最近、気になるところが、ぐっと増えてきました」

50代も後半に入ってから、鏡を見るたびに、新しい気がかりが見つかります。

頬のたるみ、白髪、肩こり、噛み締め癖、それから——歯並び。

若い頃なら気にもとめなかったところに、ふと目がいくようになりました。

「全部、ちゃんとケアしなきゃ」

そう思った時期もあったけれど、正直、続きませんでした。

予定がない日にじっくり手当て、なんてできる人なら良かったけれど、私はどうやらそういうタイプではないようです。

それでもこの数年で、私なりに「続けられたもの」と「やめてラクになったもの」が、少しずつ見えてきました。

そして最近、新しく「始めようかな」と思っているものも、ぽつぽつ出てきました。

今日は、50代おひとりさまの私が、ゆるく続けている自分メンテナンスのリアルを、まとめておこうと思います。

完璧じゃないし、立派でもないけれど、たぶん同じように「気になるけど、続かない」と感じている方に、ちょっとだけ届くといいなと思っています。


① 続いていること——岩盤浴、月1エステ、プロテイン

何をやっても続かないと思っていた私にも、気づけば数年単位で続いているものが、3つあります。

月1〜2回の岩盤浴

まずひとつは、岩盤浴です。

体を芯から温めると、肩や腰の張りが、すうっとほどけていく感じがあります。

それから、寝つきが少し良くなる気もしています。

頻度は、だいたい月に1回か2回。

「毎週通おう」と気合いを入れていた時期もあったけれど、それは続きませんでした。

今は「あ、ちょっと疲れがたまってきたな」と思ったタイミングで、ふらっと予約する、というゆるさに落ち着いています。

このゆるさが、結果的に一番続いている、というのが私の発見です。

月1回の、同年代オーナーのエステ

もうひとつは、エステです。

通っているのは、地元の小さなサロン。

オーナーが私と同年代の方で、最近は自宅でのエステに切り替えられました。

ひとりでゆっくり遊びにいく、そんな感覚で通っています。

施術のあいだも、ちょっとした近況をぽつぽつ話しながら、肌を整えてもらいます。

「贅沢かな」と思う気持ちが、ないわけではありません。

でも、続けて通うことで体感している効果と、何より、気を許せる場所がひとつあるという安心感に、私は救われています。

ここで使っているスキンケアも、そのエステのオリジナル品。

昔、大手化粧品メーカーのものが肌に合わずに、いくつも転々とした時期がありました。

だから、信頼できるところで作られているものを、安心して使い続けています。

少し高めだけれど、「これを使えば大丈夫」と思える定番が決まっているのは、50代の私にとって、想像以上にラクなことでした。

プロテイン

そして、もうひとつ続いているのが、プロテインです。

きっかけは、たんぱく質をきちんと摂りたいと思ったこと、それから、お腹が空いたけれど食事の時間ではない、という時の代わりとして。

「50代でプロテイン?」と最初は自分でもちょっと戸惑いました。

最初は、いろんな味が試せるバラエティパックから始めました。

水や牛乳に溶かして飲むタイプのもので、好きな味だけを覚えていって、リピートするようになりました。

私が今リピートしているのは、人工甘味料を使っていないこちらのシリーズです。チョコ、抹茶、ストロベリーの中で、その時々で好きな味を選んでいます。

ところが、寒い時期になると、ぴたりと手が止まってしまったのです。

冷たい飲みものを、寒い日に取りたいとは思えなくなって、飲む頻度が、ぐっと下がってしまいました。

「これだと続かないなあ」と思って探していて、出会ったのが、スープタイプのプロテインでした。

これが、私には大正解。

お湯で溶いて、スープのように飲める。

それだけのことなのに、寒い日でも自然に手が伸びるようになりました。

そんなわけで今は、暖かい季節は飲みやすい味の飲むタイプ、寒い季節はスープタイプ、と、季節で使い分けるのが、私の定番になっています。

毎日のように飲んでいて、いまでは欠かせない日課のひとつです。

② 不定期だけど、続けているもの——ストレッチと表情筋エクササイズ

毎日きちんと、ではないけれど、思い出した時にやっていることが、ふたつあります。

思いついた時のストレッチ

ひとつは、ストレッチです。

パソコンに向かう時間が長くなったり、本を読んでいて気づいたら同じ姿勢のままだったり、そういう時に、ふと首を回したり、肩を回したり、足首をぐるぐるさせたり。

最初は「毎日寝る前に10分」と決めようとしましたが、そのうち決めごとが負担になってしまって、続きませんでした。

今は、決めごとなしの「気がついた時だけ」。

むしろ、こちらのほうが体に染み込んでいる気がします。

完璧を目指すと続かない、というのは、私の場合は本当のことのようです。

ちなみに、私の更年期の関節痛や肩こりについては、こちらの記事にも書きました。

朝、ペットボトルの蓋が開かなかった日|50代おひとりさま、更年期の関節痛と向き合う

Instagramで見つけた、表情筋エクササイズ

もうひとつは、表情筋のエクササイズです。

きっかけは、Instagramでした。

ある日、たまたま流れてきたリフトアップの動画を、なんとなく最後まで見たら、そこから、毎日いろんな種類の動画が流れてくるようになりました。

ほっぺを引き上げる動き、あごを動かす動き、口を大きく開ける動き——。

覚えきれないほどたくさんありますが、思い出した時に鏡の前で、ぐにぐにと顔を動かしています。

効果のほどは、正直よくわかりません。

それでも「ああ、みんな気になっているんだな」と思えることが、なんだかちょっと、ほっとする時間です。

「毎日決まった時間に、決まったメニューで」というやり方が向いていない私には、「気がついたら、その時だけ」が、結局のところ一番、続いています。

③ やめた・ゆるくしたもの——ネイル、毛染め、合わなかった化粧品

50代になって増えたのは、気になるところだけではありません。

「これは、もういいかな」と手放したものも、いくつかあります。

ネイルは、時間がもったいなくなってやめた

以前は、ジェルネイルをしていた時期もありました。

色を選ぶのも、サロンで仕上げてもらうのも、楽しい時間でした。

でも、ある時、ふと思ったのです。

「この時間とお金、ほかのことに使いたいかもしれない」

仕上げに2〜3時間かかること、爪が伸びる頃にまた付け替えに行かないといけないこと、その合間に「もう取れそう」と気になってしまうこと。

すべてが、少しずつ重く感じるようになりました。

今は、爪を短く清潔にして、ハンドクリームでまめに保湿する。

それだけで、私には十分になりました。

毛染めは、若い頃の経験で「やめた」まま

毛染めは、もっと前にやめていました。

20代の頃に一度だけ毛染めをしてみたら、髪がギシギシになってしまって、それからずっと、自分の地毛のままできました。

幸い、白髪はまだそれほど多くありません。

ただ、最近、鏡を見ると「あ、少し増えてきたかも」と感じる瞬間が、ぽつぽつ出てきました。

通っている美容師さんに、思いきって相談してみました。

「白髪染めって、どうなんでしょう」

返ってきた答えは、思いがけないものでした。

「白髪染めのほうが、おしゃれ染めよりも髪へのダメージが大きいんですよ。気になるなら、白髪染めではなくマニキュアでカバーするほうがいいかもしれません」

なるほど、と思いました。

「白髪が出てきたら染める」と決めつけていたけれど、選び方は、ひとつではないんだなと。

今はまだ、急いで何かをするほどではないので、「気になったら、まずヘアマニキュアで」というプランを、心の隅に置いてあります。

合わなかった化粧品は、無理に使わない

スキンケアも、20代・30代の頃は、大手メーカーのものをいくつも試した時期がありました。

雑誌で人気の商品、口コミで評判のもの、新作と聞けば気になって買い足して。

でも、肌に合わないものは、どんなに高くても、評判が良くても、続きませんでした。

それに気づくのに、ずいぶん時間がかかった気がします。

今は、月1のエステで使ってもらっているオリジナルのスキンケアに落ち着いています。

ちょっと高めだけれど、「私にはこれが合う」と思える1本に出会えたことで、棚はすっきりしました。

「もっと良いものがあるかも」と探し続けるのも、もうしんどい年齢です。

信頼できるものをひとつ決めて、それを使い続ける。

そのほうが、私には合っていました。

④ これから、始めようと思っていること——歯科矯正のカウンセリング

「やめたこと」がある一方で、最近、新しく始めようと思っていることもあります。

50代で、歯科矯正?

そのうちの大きなひとつが、歯科矯正です。

50代で歯科矯正?と、自分でも最初は思いました。

でも、調べてみると、最近は同年代やもっと上の世代で歯科矯正を始める人が、少なくないようなのです。

私の場合、きっかけは複合的でした。

ひとつは、もともと自分の歯並びがあまり好きではなかったこと。

若い頃から、写真に写る自分の口元を見るたびに、ちょっと気になっていました。

そして、もうひとつ。

自分に「噛み締め癖」があるかもしれない、と気がついたことです。

気づくと、無意識に奥歯を強く噛みしめている。

そういう時間が、思っていたよりずっと多いようなのです。

そして、長年悩んでいる肩や首のコリ——もしかすると、この噛み締め癖と無関係ではないかもしれない。

そう思い始めたら、なんとなく、調べてみたくなりました。

まずは、話を聞きに行くところから

矯正は、お金も時間もかかるものだと聞いています。

50代の私の歯の状態で、そもそも矯正ができるのかどうかも、わかりません。

なので、まずは「話を聞きに行く」ところからにしました。

近いうちに、矯正歯科のカウンセリングを予約してあります。

そこで、私の歯の状態を見てもらって、できるなら方法や費用や期間を確認して、そのうえで「やる/やらない」を決めようと思っています。

やる、と決めた時には、改めてこのブログで報告するつもりです。

やらない、と決めた時にも、なぜそうしたのかをちゃんと書きたいと思っています。

50代から始める歯科矯正の話は、まだまだ情報が少ない印象があります。

もし私がやることになったら、同じように迷っている方の参考になればいいなと、ちょっとだけ思っています。

白髪は、マニキュアで様子を見る

そして、もうひとつ。

さきほど少し触れた「白髪マニキュア」も、これから試そうと考えているもののひとつです。

美容師さんに教えてもらった「白髪染めよりマニキュアのほうが髪にやさしい」という言葉を、頭に置きながら。

全体的に増えてきたなと感じたら、まずはマニキュアで様子を見てみるつもりです。

ここでも、「すぐに決めない」「できるだけ髪にダメージの少ない方を選ぶ」というスタンスでいこうと思っています。

自分の体をこれからどうケアしていくか、という話は、先日、終活の文脈でも書きました。バトンを誰に渡すかという話ですが、根っこは「今の自分をどう労っていくか」という、同じ話なのかもしれません。

終活のバトンを、自分で組み立てる|50代おひとりさま、任意後見と遺言書を調べた話

⑤ 体の中のメンテも、忘れずに——人間ドックという習慣

ここまでは、目に見える部分のメンテナンスの話でした。

でも、50代になって、もうひとつ大事だなと思っているのが、体の中のメンテナンスです。

何年かぶりの、人間ドック

去年、私は何年かぶりに人間ドックを受けました。

それまでも、健康診断には毎年行っていました。

でも、もう少し細かく調べてもらおうと思って、思いきって人間ドックに切り替えた、というのが正直なところです。

結果は、おかげさまで、特に引っかかるところはありませんでした。

「異常なし」と書かれた紙を眺めて、ふうっと息を吐いたのを、覚えています。

今のところは大丈夫。でも、今がそうだから、これからもそうとは限らない。

それを、ちゃんと知っておくこと。

50代になってから、その意味が、前よりずっとはっきりと感じられるようになりました。

今年も、ちゃんと受ける

今年も、健康診断は受けるつもりです。

正直なところ、検査の日が近づくとちょっと気が重くなるし、結果を待つ時間も落ち着きません。

それでも、年に一度のこの面倒くささを、私はもう、やめないと決めています。

おひとりさまの私には、「今日、なんだか調子が悪いね」と気づいてくれる人が、家にいるわけではありません。

だから、自分で自分を点検する仕組みを、ちゃんと持っておきたい。

それが、健康診断であり、人間ドックなのだと、私は思っています。

肌や髪のことを気にするのと同じくらい、いやそれ以上に、体の中もきちんと見てもらう。

50代の自分メンテナンスの、これは欠かせない柱です。

おわりに

こうして並べてみると、「続いていること」も「やめたこと」も、「これから始めようと思っていること」も、それぞれにあって、私の50代の暮らしは、思っていたよりずっと、ごちゃごちゃしていました。

立派なルーティンも、ストイックな習慣もありません。

気がついた時に肩を回して、月に1〜2回ほどふらっと岩盤浴に行って、表情筋エクササイズはInstagramで思いつくまま真似してみる。

そんな、ゆるい組み合わせです。

50代になって思うのは、「全部、ちゃんとやろうとしない」ことの大切さです。

若い頃のように、何かを始めたら毎日きっちり続ける、というやり方は、私にはもう難しくなってきました。

そのかわり、「ゆるく、でも長く」のほうが、結果としてはずっと、続いています。

完璧を目指してすぐにやめてしまうよりも、ちょっとくらいさぼってもいいから、また気が向いた時に戻ってこられる場所として、自分のメンテナンスがあればいい。

そう思えるようになってから、なんだか、ずいぶんラクになりました。

これからも、たぶん、気になるところは増えていきます。

新しく試したいものも、もうやめてもいいかな、と思うものも、出てくると思います。

それを、その時の自分のペースで、ゆっくり選んでいきたいなと思っています。

更年期のセルフケアについては、こちらの記事にもまとめています。表情筋やストレッチと同じく、「全部やる」のではなく、「できることをちょっとずつ」のスタンスで書いた1本です。

ホットフラッシュの対処法|50代おひとりさまが続けている9つのセルフケア

歯科矯正のカウンセリングが終わったら、また、ここに書きにきます。

完璧じゃない自分メンテナンスでも、続けていれば、ちゃんと自分の味方になってくれる気がしています。

今日も、無理しないで。

できることを、ちょっとずつ。


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