50代おひとりさまの終活|まだ調べ始めたばかり、気になる9つのこと

おひとりさま

※本記事には商品紹介リンク(アフィリエイト広告)を含みます。

母の弟が、ひとり暮らしのまま亡くなりました。

少し離れたところに住んでいた叔父で、年に何度かしか会えなかったけれど、大きな病気をしてからは、ずっと心配していた人です。

母とは「こっちに帰って一緒に住もう」と何度も声をかけたけれど、叔父はとても気を遣う人だったから、結局、最後までひとり暮らしのままでした。

亡くなったときの状況は、断片的にしか聞いていません。
60代後半。趣味は社交ダンス。
その日も、いつもの教室に来るはずだったそうです。

連絡もせずに休むような人ではなかったから、先生が心配して、家まで様子を見に来てくれた。
布団の中で、静かに眠ったままの叔父が、そこで見つかったといいます。

玄関には、母が送った宅配の荷物が、開けられないまま、置かれていました。

たぶん——受け取ったときにはもう体が辛くて、そのまま布団に入って、目を覚まさなかったのだと思います。

その時の私は、まだ50代になる前。
どこかでこの話を、「自分には、まだ関係のない話」として聞いていた気がします。

でも、頭の片隅には、ずっと残っていました。


それから時間が経って、私自身も50代後半。
おひとりさまで、猫と暮らしています。

もし私に何かあったら——
そう考える機会が、確実に増えてきました。

母を見送ったこと。
友人との会話。
ニュースで目にする、孤独死の現実。
そして、保護猫を迎えて感じた、相棒への責任。

少しずつ、「終活」という言葉が、自分ごととして近づいてきています。

ただ、正直に言います。

私もまだ、調べ始めたばかりです。

この記事は、終活のすべての答えを書いたものではありません。
今、私が「気になっている」9つのテーマを、率直に並べたものです。

完璧じゃなくていい。
ちゃんと整理できていなくてもいい。
読者のあなたと、ゆっくり一緒に考えていけたらと思って、書きました。

この記事は、

  • 50代から終活を意識し始めた方
  • おひとりさまで、何から始めればいいか迷っている方
  • 「私もまだわからない」というスタートラインから一緒に学びたい方

に向けて、書いていきます。


50代おひとりさまの終活、気になる9つのこと

頭の中をぐるぐるしている9つのテーマを、まずは並べて整理してみます。
それぞれ、「私はまだここまでしか考えていない」というレベルで、率直に書きます。

50代おひとりさまの終活で考えたい9つのテーマをマインドマップで可視化したイラスト

エンディングノート

近々ちゃんと取り組もうと思っているのが、エンディングノートです。

ただ、正直に言うと——

  • 市販のノートを使うのがいいのか?
  • 自分で項目を作って書くのがいいのか?
  • そもそも、何を書くものなのか?

このあたりが、まだしっかり調べきれていません。

雑誌や書店でちらっと見かけるエンディングノートは、家族関係、預金、保険、医療の希望、葬儀の希望、ペットのこと——いろんな項目が並んでいます。

「いつか書こう」と思いながら、まだ手をつけていない。
これが、いまの正直な状況です。

これは別の記事で、実際に書いてみた感想を書きたいテーマです。

ペットの行き先

私にとって、終活でいちばん切実なテーマです。

理想は、もちろん、相棒を最後まで見送ること。
でも、もし私が先に何かあったら、相棒はどうなるんだろう。

「ペット信託」のような仕組みや、ペットを預かってくれる団体があると、見たことはあります。
ただ——

  • 自分の住んでいる地域に、信頼できる仕組みはあるのか?
  • どれくらいのお金が必要なのか?
  • 法的にしっかりした形で、相棒の今後を確保できるのか?

このあたり、まだしっかり調べきれていません。

近いうちにブログで「最後の相棒」(保護猫を迎えてから9年)の話も書く予定なので、そちらと合わせて、ペットの未来についても掘り下げていくつもりです。

医療同意書

おひとりさまにとって、これも気になるテーマ。

意識のないとき、誰が医療の判断をしてくれるのか。

私の場合、近い身内は、父と姉だけ。
父はすでに高齢で、姉にも姉の暮らしがあります。

延命治療をどうするか。
臓器提供をどう考えるか。
どんな治療を希望して、どんな治療は望まないか。

——こういうことを、ちゃんと書面に残しておく必要があるんだろうな、とぼんやり思っています。

医療同意書、リビング・ウィル、事前指示書——いろんな形があるみたいで、ここもこれから調べたいテーマです。

デジタル遺品

スマホとPCを毎日使っているので、これも避けて通れないテーマです。

引き継げるもの——たとえば、サブスクの契約、ネットバンキングのID、SNSのアカウント、写真。
こういうのは、エンディングノートに書いておけばいいのかなと思っています。

困るのは、見られたくないもの
誰しも、ちょっとしたプライベートなフォルダや、人に見せるつもりじゃないやり取りがある。

「私が亡くなったら、これは消してほしい」
そういう希望を、どうやって伝えればいいのか?

スマホのロックパスワードを残すのか、残さないのか。
パスワード管理アプリの、最後のアクセス権はどうするのか。

考えるほど、難しいテーマです。

葬儀・お墓のこと

私の場合、ここはわりとシンプルです。

子どもはいない。
継いでくれる人を意識していない。

お墓を立てる予定もないし、葬儀も私にとって必須のことではない、と今は思っています。

ただ、「自分はこう思っている」という意思を、ちゃんと書面に残しておかないと、姉に迷惑がかかる。
「葬儀は不要、お墓も不要、火葬だけシンプルに」と書いておくのか、もう少し具体的に書くのか。

このあたりも、結局はエンディングノートに書く内容と重なってきます。

断捨離

母を見送ったあと、いちばん大変だったのは、服や持ち物の処分でした。

母の服も、母が大切にしていた小物も、思い出のあるもの——ぜんぶ処分するのは、罪悪感がありました。
でも、誰かがやらなければ、終わらない。

その経験から、自分は——

残された人に、できるだけ負担をかけない量で暮らしたい

と思うようになりました。

おひとりさまだから、自分の物を整理するのは、自分の責任です。
最低限の量で、シンプルに。

これは、別の記事「50代になってやめてよかった10のこと|引き算で見えた、わたしらしい暮らし」とも、つながるテーマです。

写真整理

実家から持ってきた写真が、たくさんあります。

アルバムに整理されているもの、ばらばらのもの、子ども時代の家族写真。
全部を残せないけれど、全部を一気に処分するのも違う。

少しずつシュレッダーで処分しながら、「これは残す」「これは見送る」と仕分けていこうと思っています。

写真整理は、終活でありながら、自分の人生を振り返る時間にもなる。
時間をかけて、ゆっくりやっていきたいテーマです。

相続

ダイ・ウィズ・ゼロ』という本を読んで、「残さずに使い切って終えられたら」という考え方に、私は強く共感しました。

ただ、現実問題として——
私の場合、古いマンションの分譲を持っているので、これはどうしても「相続財産」として残ります。

姉に迷惑をかけないために、

  • 自分が動けるうちに、マンションを処分して施設に入る
  • 売却して現金に変えておく
  • 持ったまま住み続ける選択肢の検討

——など、選択肢は今のうちから考えておきたい。

「相続」と聞くと、お金持ちの話のような気がしてしまうけれど、不動産を持っている人は誰でも当事者になります。

実家じまい

これは、父がまだ生きている間は、いますぐ動かなくていいテーマです。

ただ、実家を活用できないまま、長く空き家として置いておくのも、現実的じゃない。
将来、姉と話し合いながら、どうするか決めていくつもりです。

「実家じまい」は、近年よく耳にする言葉になりました。
50代から準備を始めるのが、ちょうどいいタイミングかもしれません。


なぜ「今」始めたほうがいいのか

ここまで9つのテーマを並べてみて、「多いな」「重いな」と感じた方もいるかもしれません。

それでも、私が「今、始めたい」と思っている理由が、3つあります。

50代は、選択肢がいちばん多い時期

体力も判断力も、まだまだ自分で動けます。

ペット信託の契約も、施設の見学も、相続の整理も、自分の意思で、自分のペースで進められる。

60代、70代になってからでは、選択肢が狭くなる。
50代は、終活を「自分の意思で選べる」最後のチャンスかもしれません。

親世代を見送って、当事者になる年代

50代は、親を見送る年代でもあります。

私自身、母を見送った経験から、たくさんのことを考えるようになりました。

「親のときに大変だったこと」を、自分の番では繰り返さない。
そう思える経験があるのが、50代の強みです。

「もしも」が、他人事じゃなくなる

叔父の孤独死、友人の話、ニュースの記事。

50代になると、こういう話が、急に「自分の話」として響くようになります。

40代までは「いつか」だった終活が、
50代になると「そろそろ始めなきゃ」になる。

これは、年齢のせいだけじゃなくて、見えてくる景色が変わるからだと思います。


まず何から始める?私の小さな一歩

「9つもあるけれど、どこから手をつけたら?」と思いますよね。

私自身が「まずやってみよう」と思っている、4つの小さな一歩を書きます。

50代おひとりさまの終活でまず始められる4つの小さな一歩を示すチェックリスト

エンディングノートを買ってみる

まず、市販のエンディングノートを1冊、買ってみる。

すぐに書き込まなくてもいい。
目を通すだけで、「自分が考えなきゃいけないこと」のリストが見えるから。

それだけで、頭の中の整理が一歩進む気がしています。

ちなみに、いま気になっているのが、『おひとりさまのはじめてのエンディングノート』。
タイトルが私のためにあるみたいで、まずはこの一冊を手にとってみようかな、と思っています。

ペット信託・預け先について調べる

相棒の今後について、自分の地域で利用できるサービスを調べてみる。

  • 動物保護団体の里親引き取り
  • ペット信託(弁護士法人や信託会社)
  • 友人や親族で受け入れてくれる人がいるか相談する

私が今、いちばん優先して動きたいテーマです。

写真整理を、少しずつ

毎日5分、30枚だけ。
そんな小さな単位で、写真整理を始める。

一気にやろうとすると、心が疲れる。
写真には、思い出が詰まっているから。

だから、ゆっくり、少しずつ。

「もしものとき頼める人」をリストアップ

叔父の話で、いちばん感じたのは——
コミュニティの大切さでした。

叔父は、社交ダンスの先生に見つけてもらいました。
連絡もなく休む人ではなかったから、心配してもらえたんです。

——もし私が同じ立場になったとき、
誰が「いつもと違う」に気づいてくれるだろう?

姉、近くの友人、お世話になっている美容師さん、ペット関係のつながり。

ひとりで完結している暮らしじゃなく、ゆるくでも誰かと繋がっていること。
これは、おひとりさまの大きな安心になる気がしています。

人とのつながりも、終活の大切な一部だと思っています。


おわりに——完璧じゃない、ゆるい終活

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

最初にも書いたとおり、私もまだ「終活」を始めたばかり。
この記事に書いたことは、すべて「気になっていること」の段階。
何ひとつ、ちゃんと進んでいないテーマもあります。

それでも、書いてみて気づいたのは——

「終活」は、死ぬための準備じゃなくて、最後まで自分らしく生きるための準備

50代の今だからこそ、考え始められる。
完璧じゃなくていい。
少しずつ、調べて、書いて、整理する。

このブログでは、これから一つひとつのテーマを掘り下げていく予定です。

  • エンディングノートを実際に書いてみた話
  • ペット信託について調べた話
  • 写真整理をゆっくり進める日々
  • 母を見送って学んだこと

など、リアルタイムで更新していきます。

読者のあなたと、ゆっくり一緒に学んでいく」スタンスで、書いていきますね。


次回は、9年前に保護猫を迎えてから今までの話、「おひとりさまの最後の相棒」を書きます。
猫と暮らすからこそ、終活と真剣に向き合う必要がある。
そんな話を、少し感情寄りに書きたいと思っています。

また、書きにきますね。

柚葉

柚葉(ゆは)

50代後半・おひとりさま。9年前に保護猫を迎え、日々のことを書いています。
更年期、終活、猫との暮らし、母を見送ったこと——50代の等身大を綴る場所です。

▶ プロフィール  ▶ note  ▶ お問い合わせ

タイトルとURLをコピーしました